1. 嵐山辨慶

    磯橋 輝彦

    私たち京都の料亭は日本の食文化のシンボルともいえる京料理の担い手です。京料理を絶やさないために次世代そしてまた次の世代に綿々と繋ぐため、京料理の文化財登録を目指しています。日本の食文化の象徴的な空間であり建築物としても文化的価値の高い料亭はお城と同様ですぐには作り直しができません。お皿の上の料理を楽しむだけではなく、空間も含めて食を楽しんでいただく料亭文化は日本人の精神が宿った食文化の最終形態 “リビングミュージアム”と言われる料亭特有の空間で食事をすることで日本の衣・食・住の歴史と文化を体感することができます。

    伝統産業と密接な関わりを持つ料亭文化。令和2年度補正予算にて文化庁より委託いただきました京料理および料亭文化を次世代に伝える“文化の結び”プロジェクトでは、親世代と小中学生世代のお子様を対象に、料亭を中心とする日本の食文化体験事業を京都市内で実施しており、今後は日本全国への波及を目指し活動しています。失われつつある、失ってはいけないこの文化を守るために私たちは挑戦を続けていきます。



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